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バレエって痩せるの?ダイエット効果や食事法について詳しく解説

バレエ入門

ダイエットを目的にバレエをはじめる人は多い

バレエをはじめたいと考えている方の中には、ダイエットを目的としている方も多いのではないでしょうか?実は、大人になってからバレエをはじめる人の多くが、ダイエットや健康維持を目的としています。

「バレエでダイエットをしたい」という考えに至った理由はさまざまあると思いますが、おそらく、バレリーナの美しい体に憧れて、という方がたくさんいるでしょう。

確かにバレリーナは、体に贅肉が一切ついておらず、ほっそりとした体型をしています。しかも、ただ細いのではなく、しっかりと筋肉がついているため、メリハリのある理想的な体です。

そのようなプロポーションに憧れるのは、美しくあろうと思う方にとって当然といえるかもしれませんね。

事実、ハリウッド女優や日本国内のモデルが、体型維持を目的として、日常の運動習慣にバレエを取り入れているそうです。

このように、ダイエットの手段として用いられることが多いバレエですが、なぜバレエがダイエットに効果的といえるのでしょうか?今回の記事では、バレエがダイエットに効果的と言える5つの理由について解説します。

「ダイエットのためにバレエを習いたいと考えている」「バレエを習っているけど、ダイエットに効果があるのか知りたい」といったかたは、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

バレエがダイエットに効果的な5つの理由

①体の引き上げによってインナーマッスルが鍛えられる

体を引き上げなければバレエで重要なつま先をうまく使えない

バレエでは、つま先の使い方が非常に重要です。地面に着地するときはつま先から順に接地させていき、地面から離れるときはつま先が最後に離れるようにしなければいけません。

また、この動作を行うときは、関節の一つひとつが順番に離着陸していくように、なめらかにできることが大切です。

つま先を上手に使えるようになると、まるで上から吊るされているかのように、重力を感じさせない軽やかな踊りができるようになります。

そして、つま先を上手に使うためには、体を引き上げることへの意識がかかせません。体を引き上げる意識がなければ、体が重力に負け、つま先がベタッと着地してしまうからです。それでは軽やかな踊りを魅せることができなくなってしまいます。

体を引き上げることでインナーマッスルが鍛えられ基礎代謝が向上

体を引き上げるためには、内腿や腹筋の奥にある筋肉、背筋などを使います。これらの筋肉はいわゆるインナーマッスルと呼ばれており、バレエを上手に踊る上で欠かせない筋肉とされているものです。

レッスンをはじめて間もない頃は、インナーマッスルを使うということが感覚的に分からないため、体を引き上げることを理解するのは難しいでしょう。しかし、レッスンを重ねるうちに体が引き上がる感覚を感じられるようになり、自然と実践できるようになります。

実践を継続することでインナーマッスルが鍛えられていき、ダイエットに重要な基礎代謝が向上します。基礎代謝が向上することで日常での消費カロリーが多くなるため、痩せやすい体を作ることができるのです。

②身体の歪みが整えられる

美しい姿勢で立つこと

バレエでは、美しい姿勢で立つことが大切です。舞台で美しい踊りを魅せるためには、姿勢も美しくあらなければいけないからです。

そして、あの美しい姿勢は、当然ですが一朝一夕で身につくものではなく、手に入れるためには、日常のレッスンから美しい姿勢を保つために必要な筋肉を鍛え、磨いていく必要があります。

そのため、レッスンを重ねてバレエが上達していくと、姿勢もどんどん綺麗になっていきます。

姿勢がよくなると身体の歪みが整い、太りにくくなる

姿勢がよくなると、身体の歪みが整えられるため、血流循環が改善され、エネルギーの循環効率が良くなります。老廃物や疲労物質など、太る原因となるものが循環されやすい身体を作ることができるため、太りにくい体質を手に入れることができるのです。

また、姿勢が良くなると、骨盤の歪みが整えられるため、太ももの張りや下腹がぽっこりしてしまうといった、太く見えてしまう身体も改善することができます。副次的に、反り腰や猫背といった悪い姿勢も徐々に改善されていくでしょう。

さらに、姿勢が良いとそれだけで細く見えるようになります。例え、体重が変わっていなくても、姿勢が正されるだけでだらしない印象がなくなり、健康的でほっそりとして見えるようになるのです。

③柔軟性が向上しむくみが取れやすくなる

バレエにおいて、柔軟性は非常に重要なポイントです。柔軟性が高いほど、身体の可動域が広くなり、より身体を自由に使えるようになるからです。

バレエは、身体を使った舞台舞踊です。身体を自由に使うことができれば、それだけできる動きのレパートリーが多くなり、かつ、それぞれの動きにも余裕が生まれてくるため、表現の幅をより広くすることができます。

そのため、バレエダンサーは基礎練習として柔軟を欠かさないのです。

ダイエットにおいても、柔軟性の高さは大切です。柔軟性の高い身体は老廃物が循環しやすく、むくみにくいからです。

むくみやすい身体は、老廃物が循環しにくいせいでエネルギー効率が悪く、体質として痩せにくいため、ダイエットを行う上であまりよい体質とはいえません。

バレエのレッスンを積み重ねていけば、柔軟性が向上しむくみが取れやすい身体になるので、ダイエットに効果的です。

④レッスンによるカロリー消費

激しく身体を動かすことでカロリーが消費

バレエのレッスンでは、身体を激しく動かすためカロリーを消費します。ダイエットの基本は、摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすることです。そのため、消費されるカロリーが多ければ多いほど、それだけ痩せやすくなります。

バレエは有酸素運動に大別される

運動を大別すると、酸素を循環させながら継続して身体を動かす有酸素運動と、激しい運動で酸素の供給が追い付かず短時間のみ身体を動かす無酸素運動の2つに別れます。

有酸素運動で代表的なのは、ランニングなどの長距離走でしょう。一定のリズムで呼吸を繰り返し、酸素を循環させながら行う長時間の運動です。

反対に、無酸素運動で代表的なものといえば、短距離走や筋トレになるかと思います。無酸素運動は筋肉にかかる負荷が高いため、長時間は行えず、長い運動でも持続時間は30秒程度がMAXの短時間の運動です。

カロリー消費量を比べると、運動強度が高い分、有酸素運動よりも無酸素運動のほうが高いカロリーを消費することができますが、運動時間が短すぎるため、総合的に考えると、有酸素運動のほうが効率よくカロリーを消費することができます。

そのため、ダイエットを目的とするのであれば、有酸素運動のほうが適しているのです。バレエは、呼吸を要とする運動であるため、どちらかといえば有酸素運動に大別されます。そのため、レッスンを行っている間は、効率よくカロリーが消費できているのです。

無酸素運動も合わせて行うとさらに効果が出やすい

有酸素運動のほうがダイエットに適していると記載しましたが、あくまでも今回の記事のテーマに沿った場合の意見です。

無酸素運動がダイエットに適していないというわけではなく、長期的な視点から考えると、無酸素運動を通じて筋力を強化し、基礎代謝量を増やすほうが効率がよい、という考えもあります。

また、ダイエットの目的の先に、美しい身体を手に入れるというビジョンがある場合、無酸素運動によって筋肉をつけ、ボディバランスを整えることは、痩せること以上に意義のあることです。どちらかだけを行うよりも、状況や自身の目的に合わせてメニューを組み合わせるほうが、効率がよいでしょう。

⑤全身のセルフチェックが日常化

最後に紹介するバレエがダイエットに効果的な理由は、鏡で常に動きを確認しているため、全身のセルフチェックが日常化し、体型の変化に敏感になれることです。

バレエのレッスン場を見たことがある人であれば分かると思いますが、レッスン場の壁には鏡が張り巡らされています。その理由はもちろん、身体の動きを確認するためです。その作業を通して自分の身体と向き合うことにもなります。

身体は引き上がっているのか?や、つま先が伸びているのか?などの技術的なチェックだけでなく、今の自分の体型はどうなのか?といった身体的なチェックも同時に行われるのです。

体型の変化を日常的に観測することになるため、太っても痩せてもすぐに分かります。この「すぐに分かる」というのは、ダイエットにおいては意外と重要です。

太ったことに気が付いたときは「もっと頑張ろう」と気を引き締めなおせ、痩せたことが分かったときは、それをモチベーションにさらに頑張ることができるわけですが、このスパンが短いほど、細かく軌道修正を行えるからです。

モデルの体型維持方法で、毎日体重計に乗るという手法を聞いたことはありませんか? あの手法と同じ理屈です。

日常的に身体を観測することで、すぐ変化に気が付くことができ、素早く何かしらの対策を打つことができるのです。

悪いことも良いことも、早く知って対応すること。もしかしたら、この考え方は、ダイエットだけでなく生活や仕事においても同じように重要なことなのかもしれませんね。

バレエダンサーの食事法はダイエットに効果的?

見事なスタイルを誇るバレエダンサーたちですが、普段の食事方法はどうなっているのでしょうか? 彼らがどのように食事に気を遣っているのかについて、解説します。

レッスンがハードなので特別な食事法は必要ない

結論から言うと、何か特別な食事方法を実践しているというわけではありません。何故なら、普段のレッスンがハードであるため、普通に食事をとっても太らないからです。

プロのバレエダンサーやバレエダンサーを目指す養成機関などに入っている子供たちは、とても長い時間、レッスンを受けています。1日10時間以上、レッスンを行うこともざらです。

先ほど説明した通りバレエは有酸素運動に近いので、それだけの長い時間を有酸素運動していれば、消費カロリーの量は莫大なものになります。そのため、ある程度の量であれば、食べても太ることはないのです。

高たんぱく低脂質がキーワード

ただし、食べるものには気を遣います。ご飯やパンなどの炭水化物は、身体活動のエネルギーとして使われるため、レッスンの前にしっかりと補給します。

肉類に多く含まれるたんぱく質は、骨や筋肉、血液など体を作るために必要な栄養素であり、バレエでは体づくりが非常に重要なので、できる限り摂取するように心掛けます。

脂質は、炭水化物・たんぱく質と比較して、1gあたりのカロリー数が9kcalと倍以上に多く(炭水化物・たんぱく質は1gあたり4kcal)、摂取しすぎると簡単に太ってしまうため、あまりとりすぎないように気を付けます。

まとめると、普段の食事では高たんぱく低脂質な食事が好ましいです。

バレエダンサーの体型管理は危険性を伴うことも

ただし、プロレベルやプロを目指す養成機関では、上述した食事法だけでは体型管理が追い付かないこともあります。その場合、バレエダンサーたちがどうしているのかというと、とにかく食べないことで体重を調整しています。

食べるものに気を遣うのではなく、もはや食べないのです。食べずにハードなレッスンをこなせば、当然、痩せていきます。しかし、これは一般の方が行うのは危険な方法です。

まず、そこまでの体型管理を求められるシチュエーションがないと思いますし、一歩間違えれば、拒食症などの病が後遺症のように残ってしまうリスクがあります。安易に真似するのはやめましょう。

結論:ダイエットに効果的!バレエは5つの理由から痩せられる

バレエがダイエットに効果的なのかどうかについて解説しました。結論として、バレエは痩せることができます。理由は下記の5つです。

  1. 体の引き上げによってインナーマッスルが鍛えられる
  2. 身体の歪みが整えられる
  3. 柔軟性が向上しむくみが取れやすくなる
  4. レッスンによるカロリー消費
  5. 全身のセルフチェックが日常化

痩せてきれいになりたい、ダイエットをしたいという方は、ぜひ選択肢のひとつとしてバレエを検討してみてください。レッスンを続けることで、痩せられるだけでなく、美しい身体も手に入れることができますよ。

バレエエクササイズに興味のある方は、下記のバレトンやジャイロキネシスに関する記事もぜひご参考ください。


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