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【バレエの発表会】参加費用や種類を解説!大人も参加すべき?

バレエ入門

バレエを習いたいと考えている方の中には、「バレエの発表会」について興味を持っている方も多いのではないでしょうか?

今回はバレエの発表会について、発表会内容の種類や開催の頻度、スケジュールやどれくらいの費用がかかるのか?など、気になる情報をまとめてみました。バレエの発表会について総合的に知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

バレエ発表会とは?

バレエを習う者にとって発表会に出演することは、日々のレッスンで培ってきたものを舞台で披露することを指します。一般的に、発表会は教室によって主催され、生徒が参加者となります。発表会はバレエにおける主要なイベントのひとつであり、子供から大人まで幅広い年代の人たちが参加します。

バレエ発表会|内容の種類

クラシックバレエの発表会の内容には、いくつかの種類があります。それらを組み合わせてひとつの発表会とすることが多く、組み合わせ方は教室の規模や先生の方針によって異なります。

主な種類としては、

  • クラシックバレエの古典作品を完全な形で上演する全幕
  • その全幕から一部を抜粋して上演する全幕一部抜粋
  • 個別の踊りを順番に披露する小品集

の3つがあります。それぞれについて詳しく説明します。

全幕

全幕とは、クラシックバレエの古典作品を完全な形で上演するものを指します。古典作品の多くは3幕~4幕で構成されており、およそ2時間半~4時間をかけて上演します。全幕物と呼ばれる作品の中で、よく使われる代表的なものを下記にピックアップしてみました。

全幕では、こういった古典作品を何幕かに分けて上演します。長い物語なので登場人物の数も多く、発表会の中では最も規模が大きくなります。

教室は数が限られています。

全幕一部抜粋

全幕一部抜粋とは、全幕のうち1幕だけや3・4幕だけといったように、一部の幕を抜粋して上演するものを指します。

小品集

小品集とは、個別の踊りを順番に披露することを指します。ソロでヴァリエーション(※1)を踊る場合もあれば、数人で1曲を踊ることもあります。踊る時間の長さは、人数にもよりますが大体3~10分ほどです。

小品集は子供から大人まで踊る機会が多く、通常の発表会において小品集は全幕一部抜粋の前にプログラムされることが多いです。全幕一部抜粋には出演せず小品集だけ踊るという人もいます。

※1:ヴァリエーションとは全幕作品のソロパートを抜粋して踊ること。

バレエ発表会の開催頻度

発表会の開催頻度は教室の方針によって大きく分かれます。年に1~2回ほどで設定している教室が多いですが、少ないところでは2年に1回という教室もあります。ホームページに開催頻度の目安を掲載してくれている場合もあるため参考にしてみるといいでしょう。

バレエ発表会は必ず参加しないといけない?

参加すべきか否かは教室によって異なります。「子供は全員参加が基本ですが、大人は任意です」という教室が多いようです。本気でバレエに取り組んでいる教室は参加を義務付けているケースが多い傾向にあります。

発表会が開催される際は教室から周知があり、そのタイミングで参加意思を問われます。もしも、「経済的に難しい」「スケジュールが合わない」などの理由から発表会に参加することができないという場合は、このタイミングで不参加の意志を教室に伝えておくといいでしょう。

バレエ発表会を観に来る人は?

発表会の観客は関係者の知り合いのほかに、一般のお客さんも観に来ることがあります。特に、大きな教室が主催している発表会は注目度が高く、大勢の一般客が訪れます。

バレエ発表会の参加方法

発表会への参加方法は、教室によって様々です。一般的な参加方法を紹介します。

まずはじめに、教室から発表会の開催についてアナウンスが行われます。アナウンスの方法は、口頭だったり教室の掲示板に張り出されたりなどです。スマホが普及した現在だとSNSを使って周知される場合もあります。

次に、アナウンスされた発表会に参加したい場合は、その意思を先生に伝えます。伝える方法は、口頭だったり申込書に記入して提出したりなどです。アナウンスと同様に、SNSを使って意志を伝えるケースもあります。

発表会への一般的な参加方法は以上です。教室によってやり方は様々なので、発表会に参加をしたいと思ったら、所属している教室の先生に参加方法を尋ねてみるといいでしょう。

バレエ発表会にかかる費用

「バレエの発表会にはお金がかかる」という印象の方も多いのではないでしょうか。確かにバレエ発表会は、開催する側も参加する側も多額のお金がかかります。何故なら、発表会を開催するためには、会場費や人件費、衣裳代など、様々な費用がかかるからです。

おおよその目安として、発表会に参加すると10~15万円ほどのお金がかかります。教室によって大きく前後するため一概には言えませんが、決して安い金額ではないことは確かです。

下記に、主催者側にかかる費用の項目と参加者側にかかる費用の内訳を記載しました。「何にそれだけの費用がかかるのか?」と気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

ただし、先述した通り発表会にかかるお金は教室によって大きく異なります。そのため、これらについてはあくまでも参考程度にお考え下さい。

主催者側にかかる費用の項目

会場費会場を使用するためにかかる費用
人件費運営スタッフを雇うためにかかる費用
振付費演目の振付を作成するためにかかる費用
プログラム作成費発表会のプログラムを作成するためにかかる費用
衣裳費衣裳を手配するためにかかる費用
事務手数料発表会を開催するために必要な諸々の事務手続きに対する手数料

主催者側には、上記のような項目に対して費用が発生します。特に費用がかさむのは、会場費と人件費です。発表会の規模にもよりますが基本的には劇場ホールを借りなければならず、作品の演出には音響や照明を必要とするため、設備の使用料はもちろんそれらを動かすためのスタッフも必要となります。

また、運営にかかわる諸業務を外部に頼る場合は、その費用も必要です。※母の会や後援会などの保護者組織がボランティアとして諸業務に協力する場合は不要です。

参加者側にかかる費用

出演費30,000~
80,000円
発表会に出演するために教室へ支払う費用。
衣裳費

20,000~
30,000円 

衣裳を用意してくれた教室へ支払う費用。衣裳は振付や作品に合わせて先生が用意してくれる。衣裳は高額であるため、多くの場合はレンタルで済ませる。
謝礼3,000~
5,000円
先生へのお礼として支払う費用。必ずしも払わなければならないわけではなく、教室や先生によって異なる。皆でお金を出し合ってプレゼントを渡すことも。傾向として、主役やソリストなどの良い役をもらうほど、謝礼の金額が上昇する。
写真・DVD代5,000~
10,000円

発表会の写真やDVDを購入するための代金。プロが撮影する場合は金額が高くなりやすい。

新しいタイツとシューズ5,000~
10,000円
発表会では、新しいタイツとバレエシューズを用意しなければならないため、それらを購入するための費用が必要。新しいものを用意する理由は、普段のレッスンで使用しているものは黒ずみなどの汚れが目立つから。
諸費用10,000~
30,000円
発表会用のメイク用品購入代や当日のお弁当代、会場までの交通費など、上記以外でかかってくる様々な費用。意外と膨らみやすい項目であり、 もしはじめて発表会に出る場合は、楽屋用のジャケットなども用意しなくてはいけないので、より費用がかさむ。
合計70,000~140,000円

項目とそれに対する金額は、あくまでも一例になります。ゲストの有無や与えられた役、教室の規模などによって項目は変わり金額も大きく前後します。もちろん、子供と大人でも大きく異なります。そのため、上記の表はあくまでも参考程度にお考えください。

発表会の参加費用は教室によってピンキリ

繰り返しになりますが、発表会にかかる費用は教室によってピンキリです。小規模で行う場合はもっと安くなる可能性がありますし、逆にゲストを呼んだり作品数が多かったりする場合は参加費用の合計が30万円を超えることも珍しくありません。

また、教室によっては、費用の内訳を明示しないケースもあります。これは、内訳が多岐に渡りすぎて説明が難しいためです。それほど発表会は関わる人や物が多く、複雑な催し物となっています。

かかる費用が高額なため、内訳が不明瞭だと不安に思う方もいるかもしれませんが、バレエは教室や先生との信頼関係で成り立っている部分が大きいです。発表会に参加する場合は、先生と教室を信頼し、これらは必要な経費なんだと割り切ることが必要と言えるでしょう。

バレエ発表会のスケジュール

発表会のスケジュールは、おおまかに下記のような流れになります。ただし、教室によってそれぞれの順番やタイミングが異なるため、より正確な情報を知りたい方は、所属している教室の先生に伺ってみるのがよいでしょう。

【1年~6か月前】
発表会開催について教室から周知

発表会開催の1年から6か月ほど前に、教室から周知が行われるため、そこで参加の意思を表明します。


リハーサルがスタート。本番までのスケジュール共有

参加する人が決まったら、リハーサルが開始されます。また、本番までのスケジュールも教室から共有されます。共有されたスケジュールに対して、自分の予定や都合を合わせます。

リハーサルの概要
リハーサルは、通常のクラスレッスンとは別に行われます。レッスンが終わった後や普段はレッスンのない土日など、リハーサル用に別途の時間が設けられるため、バレエに費やす時間が多くなります。

【3か月~1か月前】
本格的なリハーサルを開始(通し稽古)

本番の約3か月から1か月前になると、本格的なリハーサルが行われます。通し稽古とも呼ばれます。

衣裳合わせ

本番の約1か月前になると、衣裳合わせが行われます。先生が作品や振り付けのイメージに合った衣裳を用意してくれます。衣裳はほとんどの場合がレンタルです。

注意点:サイズアウトに気を付ける
リハーサルの分だけ身体を動かす量が増えるため、それに合わせて食事量が増減し、体型が変化してしまうことがあります。体型の変化によって衣裳がサイズアウトしてしまうと、調整する必要が出てしまうため、衣裳合わせ後はできる限り体型を維持するように心掛けましょう。

本番直前】
衣裳を着て踊る

本番直前のリハーサルでは、衣裳に慣れるために実際に着装する衣裳を着て稽古をします。衣裳には重さがあり、普段とは踊りの感覚が異なるため、その部分の調整をします。

【本番当日】
発表会本番

本番を迎えます。

バレエ発表会に参加するメリット

多額の費用がかかるバレエの発表会ですが、参加することにメリットはあるのでしょうか? 感じるメリットは人それぞれ異なるため、一概にこれといった定義はありませんが、実際にバレエを踊ってきた人たちからよく挙げられる声を下記にまとめてみました。

日々のレッスンにやりがいが生まれる

発表会という大きな目標が生まれることで、日々のレッスンにやりがいが生まれます。

作品を踊る楽しさが感じられる

普段のレッスンでは基礎を忠実に守って踊ることが目的になりますが、発表会では作品を表現することが目的になります。作品や配役によって求められる表現は異なり、ただ基礎の通り踊るだけではなく、自分なりの踊りを魅せることが大切です。

白鳥の湖であれば、白鳥が羽ばたくように優美な手の動きを魅せるなど。答えがない分の大変さもありますが、自分の踊りを作品の中で表現することの楽しさを感じることができます。

表現力が養われる

作品の解釈や表現方法は個人の自由です。振付は決まっていますが、作品をどう解釈してどのように表現するのかはダンサーの手に委ねられています。正解があるわけではないため、自分なりの表現を見つける必要があり、その過程で表現力が養われます。

煌びやかな衣裳を着られる

普段は着られないような煌びやかな衣裳が着られることも、発表会の醍醐味です。子供のうちはバレエ以外の場所でも衣裳を着る機会はあるかもしれませんが、大人になってからこのような衣裳を着られる機会はそうそうあるものではありません。「この衣裳に憧れてバレエをはじめました」という方も沢山います。

協調性を養える(子供のみ)

子供のみが享受できるメリットになりますが、バレエの発表会は協調性を養うことにも適しています。何故なら、バレエの発表会は先生や仲間と協力して作り上げるものだからです。

例えば、多くの発表会ではプログラムの中に皆で踊るパートがあります。ここでは、全員の踊りをそろえる必要があります。具体的には、脚の高さや列の間隔など。そろえる理由は、乱れている状態では舞台上で美しく見えないからです。練習の段階でひとりでもはみ出していれば、先生から指摘をされるでしょう。

踊りをそろえるためには、それぞれが周囲に合わせるという意識を持たなければいけません。「自分だけができていればいい」という意識のままでは、踊りがそろわず、いつまでも作品が完成しないからです。互いにフォローし合うことで踊りの完成度を高めていき、作品の完成を目指します。フォローし合う過程で相手を思い遣る心が生まれ、協調性が養われます。

大人も発表会に参加するべき?

これまで説明してきたように、大人が習うバレエでも発表会は行われています。教室によって異なりますが、大体のケースで参加は任意です。上述したように、発表会に参加するメリットは数多くありますが、参加したほうがいいのかどうか?について迷う人もきっと多いのではないでしょうか。このお悩みについて、筆者の意見を述べてみます。

プライベートへの負担も考慮して決めるのが◎

結論から申し上げると、参加するか否かはプライベートへの負担を考慮して決めるのがおすすめです。何故なら、発表会はあらゆる面で大きな負担がかかるからです。

費用面の負担

まず、費用面です。上述したように、およそ10万円ほどの費用がかかります。決して安い金額ではありません。一般的な家庭において、おいそれと出せる金額ではないでしょう。家庭によっては、パートナーや両親などに相談する必要もあると思います。まずは、そういった費用面でのハードルを超えなくてはいけません。

時間面の負担

次に、時間の問題です。発表会に参加するとなると、リハーサルや通し稽古などのために、通常のレッスンとは別にバレエの時間を設けなくてはいけません。そのため、仕事や家事、趣味などの時間を圧迫しがちです。

発表会に時間を取られて家庭や仕事をないがしろにしてしまった、ということにならないように時間配分を管理する必要があります。また、もしも時間の調整が難しい事態になってしまった場合は、家族や同僚から理解を得る努力をしなくていけません。

精神的な負担

そして最後に、精神的な負担です。発表会は皆で作り上げるものであるため、レッスン仲間や先生と密にコミュニケーションを取りながら作成を進めていきます。人間が集まって作るものなので、その過程で集団行動特有のしがらみが生まれてしまい、そのしがらみが精神的な負担となってしまうことがあります

気にしない方は問題ありませんが、こういったしがらみが面倒で発表会を避ける方もいます。例えば、良い役をもらったときに嫉妬をされて嫌がらせを受けたり、リハーサルに参加できなかったときに責められたり。こんなことをされてしまえば、精神的に大きな負担がかかることは間違いありません。また、これらを回避するために上手な立ち回りを演じて、それに疲弊してしまうこともあります。

このように、発表会にはあらゆる面で大きな負担がかかるため、プライベートを圧迫してしまう恐れがあります。「そんなに負担がかかるのは、ちょっと困るかもしれない」という方は、発表会の参加をもう少し悩んでみたほうがいいでしょう。

舞台に立つ楽しさを味わってみて欲しい

大人の発表会参加について後ろ向きなことばかりを書いてしまいましたが、筆者としてはぜひ一度は発表会に参加してみてほしいなと考えています。何故なら、バレエの舞台に立つ楽しさを味わってみて欲しいからです。

舞台に立ち人前で踊るということは、皆さんが想像する以上に楽しいものです。煌びやかな衣裳を着て物語の役になりきり、日々のレッスンで培ってきた技術を思う存分に披露する。そして、それが大勢の人たちに見てもらえる。このようなことが叶うのは、発表会だけです。

大変なこともたくさんありますが、その楽しさを一度も味わわずにバレエのレッスンを続けることは、少々もったいないように思えてしまうのです。もちろん、教室でのレッスンを継続することは尊いものです。それだけでも価値があることは間違いありません。

しかし、発表会にもバレエの魅力が沢山詰まっています。舞台に立つバレエダンサーしか味わえない感動が、そこにあるのです。プロではないので、上手い下手は二の次です。最も大切なことは、情熱と愛を持ってバレエを楽しめるかどうか。それさえできれば、発表会はきっと楽しいものに変わります。

費用やスケジュールなど、色々な面で参加が難しい方も沢山いるでしょう。残念ですが、物理的に参加できない場合は仕方ありません。しかし、「なんとなく面倒そう」「私なんかが出るのは皆に迷惑がかかりそう」などの想いから発表会を避けている方は、ぜひもう一度検討してみてください。きっと、参加してよかったと思えるはずです。


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