バレエバーとは?自宅用おすすめアイテムや代用品を紹介

バレエ用品

当記事で説明している「バレエバー」という単語は、バレエをやっている人同士の会話では「バー」「レッスンバー」と呼称されますが、当記事では普遍的な「バー」と明確に意味を分けるために「バレエバー」と呼称します。

バレエバーってなに?

バレエバーとは、バレエのレッスンに使われる手すりのことです。

種類は、

  • 壁に固定されたタイプ
  • 持ち運びができるポータブルタイプ

の2つに分かれます。

使用される素材は、手すりの部分は木製やプラスチック製であることが多く、支えるポールの部分は鉄などの強度がある素材で作られています。また、軽さを重視した全パーツが木製のバレエバーも存在します。

バレエバーの用途

バレエバーは、バーレッスンやレッスン前のストレッチなどに使われます。バーレッスンにおいてはバランスを安定させる役割を担い、初心者からプロまで幅広いバレエダンサーに使用されます。

特に、バレエを始めたばかりの初心者はバーに強く捕まっていなければバーレッスンをこなすことが難しいため、バレエバーは初心者にとって重要なバレエ用品のひとつです。

また、プロのバレエダンサーにとっても、バーは重要な存在です。プロのダンサーでもバーレッスンは必ず行わなければいけないトレーニングのひとつだからです。

このように、バーレッスンに必要となるバレエバーはバレエに欠かせないアイテムとなっています。

バーレッスンの重要性

先ほど、バーレッスンはプロのバレエダンサーにとっても重要なトレーニングのひとつであると説明しました。その理由について、説明します。

華やかな舞台で踊るプロのバレエダンサーでも、基礎的な訓練は絶対に欠かすことができません。何故なら、バレエは「パ」というバレエの基礎的な動きの組み合わせで作られているからです。

パの種類は数えきれないほど存在し、舞台での振り付けや構成はそれらのパを組み合わせて作り出されています。自由に踊っているように見える舞台上のバレエダンサーも、よく見てみると予め振り付けられたパを構成通り順番に行っているのです。

そのため、パの精度が高ければ高いほど、ひとつひとつの動きが美しく見え、舞台上での表現力が高まります。パを体に染み込ませなければ、どれだけ感性を磨きセンスを身につけても、それを表現するだけの術をもつことができません。そのため、プロのバレエダンサーこそ、パを磨くための基礎的な訓練を欠かさないのです。

“パ”はバーレッスンによって磨かれる

パの多くは、バーレッスンによって磨かれます。

バーレッスンは、センターレッスンや実際に振りを踊るまでの基本的なバレエの動きを練習するために行われるものです。どのバレエ教室でも、必ずバーレッスンからレッスンが始まります。

バーレッスンのパターンは基本的な形・順番が決まっています。多くのバーレッスンはプリエから始まってタンデュに繋がり、最後はグラン・バットマンと呼ばれる足を大きく上げるパで終わります。

バーレッスンはパの精度を向上させる重要な訓練です。しかし、レッスン前に必ず行わなければならないだけでなく、毎回同じ動きを繰り返すため、中には飽きてしまう方もいます。

先述した通り、パの精度が向上しなければ舞台上での表現力も向上は見込めません。そのため、バーレッスンによってパを磨くことは、バレエを上達させるうえで非常に重要なことなのです。

自宅にバレエバーを置いて自主練習する人も多い

これまでお話ししてきたように、バレエの上達においてバーレッスンはとても重要なトレーニングです。そのため、教室でのレッスンだけでなく、自宅でもバーレッスンができるようにと、自宅にバレエバーを設置して自主練習に励む方が沢山います。

そこで、ここからは自宅でのバーレッスンにおすすめのバレエバーを紹介したいと思います。合わせて選び方も解説しますので、自宅でバーレッスンに励みたいという方はぜひ参考にしてみてください。

自宅用バレエバーの選び方

自宅用のバレエバーを選ぶ際は、3つのポイントを押さえておくのがおすすめです。

①持ち運べるかどうか

ポイントひとつ目は、持ち運べるかどうかです。想定している用途に合わせて選びましょう。

もし、発表会やコンクールで会場にバレエバーを持参する機会が多い場合は、持ち運べるものがおすすめです。また、持ち運べるものを選ぶ際は、重さや組み立てのしやすさ、持ち運びにしやすさなどに着目しましょう。

持ち運ぶ機会がほとんどない場合は、持ち運べるタイプを選ぶ必要はありません。持ち運べないタイプには、安定性に優れている・価格が抑えられているなどの特徴があるからです。

②高さ調節ができるかどうか

ポイント二つ目は、高さ調整ができるかどうかです。

バーの高さが自分に合っていないとストレッチやバーレッスンで使いづらいので、体格や柔軟性に合わせてバーの高さを調整できるアイテムがおすすめです。もしくは、高い位置と低い位置にそれぞれバーを備えているアイテムがよいでしょう。用途や体格に合わせて使い分けることができます。

③ぐらつきなどの心配はないか

最後のポイントは、ぐらつきなどの心配はないかどうかです。

バレエバーはバーレッスンで支えとして捕まるため、安定性に優れていなければいけません。購入前にぐらつきの有無を確認するのは少々難しいですが、購入者のレビューなどを参照しながら、できるだけ安定性に優れたアイテムを購入しましょう。

また、安定性を示す指標のひとつとして、ある程度の重さがあるかどうかを確認しておくのがおすすめです。軽いほうがいいと思いがちですが、軽すぎると支えとして不安定になってしまうおそれがあります。

【厳選】おすすめの自宅用バレエバー

RiZKiZ バレエレッスンスタンド 自宅練習 バレエバー スタジオ ホームレッスン
RiZKiZ(リズキズ)

こちらは、自宅用におすすめのバレエバーです。この商品の魅力は、

  1. 高さを2段階で調整できる
  2. バーのが太さが程よく、掴み心地が良い
  3. 脚がH型のため、足が当たりづらい

の3点です。

2段階で高さが調整できるため、大人から子供まで幅広い年代の方にフィットするだけでなく、バーの太さが程よく掴みやすいので、レッスン時の安定感も期待できます。

また、バーの脚がH型(真上から見るとHになっている)のため、レッスン中に足がバーの脚に当たりにくいデザインとなっています。バーの脚にぶつかるとなかなか痛いので、これは嬉しいポイントです。

価格も1万円台と控えめなので、はじめてバレエバーを購入される方におすすめです。

自宅でのバーレッスンには“リノリウム”を

自宅でバーレッスンを行う場合、リノリウムを敷くのがおすすめです。リノリウムとは、バレエバーの下に敷く床材のこと

自宅の床にバレエバーを直接置いてしまうと、床に傷がついてしまう恐れがあります。また、自宅の床が硬すぎる場合、その上でバーレッスンを行うと怪我してしまうリスクも考えられます。

そのため、リノリウムを敷いた床の上にバレエバーを置き、バーレッスンを行うのがおすすめです。

下記の記事で自宅用リノリウムについて詳しく紹介しています。おすすめ商品も3つに厳選して紹介しているので、自宅でバーレッスンをしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

▼自宅用リノリウムについて詳しく知りたい方はこちら
>>【自宅バレエにリノリウムを】おすすめ商品3選&導入するメリットの解説

バレエバーの代用になるアイテム

自宅用バレエバーは、自宅でのバーレッスンをサポートしてくれる魅力的なアイテムです。しかし、価格が高価であることや置き場所を必要とすることから、そう簡単に導入へと踏み切れる方は少ないでしょう。「買ったのに思ったより使わなかったらどうしよう……」と不安な方もいるかと思います。

そのような理由からバレエバーの購入を迷われている方は、まず「代用品」を使って、自宅でのバーレッスンにトライしてみてはいかがでしょうか。

一般的な家に置いてあり、バーの代用品となるようなアイテムは、「背もたれのついた椅子」です。脚が4本あって、それなりに重量があり、安定感のある椅子を用意しましょう。バレエバーほど使い勝手はよくありませんが、ないよりはずっと練習のクオリティが上がります。

使い方は、背もたれをバーの代わりに見立てて手をつき、バーレッスンを行います。

椅子を代用品としてバーレッスンを行ってみて、もっと質の高い練習をしたい!と思えるのであれば、バレエバーの購入に踏み切ってもいいのではないでしょうか。きっと後悔の少ない買い物となるはずです。

バレエバーはバレエの上達に欠かせないアイテム

いかがでしょうか。今回の記事では、バレエバーの概要から必要性、おすすめの商品まで紹介させていただきました。自宅でバレエを上達したいという方は、ぜひバレエバーを購入して自宅にレッスン環境を作ってみてください。日常からバーレッスンを行うことで、よりバレエの上達が早まりますよ。

また、バレエバーを購入する際は、合わせてリノリウムの購入も検討してみてくださいね。自宅の床を傷つけたり怪我を防止する効果が期待できます。


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