バレエチュチュの種類を解説!大人の初心者が購入する必要はある?
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バレエチュチュとは?
バレエチュチュとは、バレエで着用されるスカート状の舞台衣装です。
バレエチュチュは3つのパーツから構成されています。
その3つは以下になります。
- ボディス:胴体部分のパーツ
- バスク:ウエストバンドのようなものでボディスとスカートを繋ぐ
- スカート:バスクから大きく広がりチュチュ全体の形を作り出す
これらのパーツを組み合わせて、バレエチュチュは作られています。
チュチュボン
ボディスが省略され、バスクとスカートだけで構成されたものを、ボンもしくはチュチュボンと言います。
チュチュボンは、練習用のレッスン着です。
レオタードの上から着装されるものであり、あくまでも練習用のアイテムなので舞台本番では使用されません。
なぜチュチュボンが存在しているのかというと、コンクールや発表会でチュチュを付ける場合、バレエチュチュの着装を想定して練習をしなければいけないからです。
バレエチュチュを着装しているか否かによって、男性パートナーとの距離感や体にかかる重心に違いがあるため、本番に近い状態で練習をするためにチュチュボンを着装します。
「チュチュボンではなく、本番のバレエチュチュで練習したらいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、本番で使うバレエチュチュは、舞台衣装であり普段の練習では着装できません。
そのため、チュチュボンを着装して距離感や体の感覚を調整するのです。
バレエチュチュの種類
バレエチュチュには、いくつかの種類があります。それぞれについて解説します。
ロマンティックチュチュ
裾丈が長いベル型のバレエチュチュです。くるぶしのあたりまで長さがあり、踊りの軽さを強調したいときに用いられます。使用される代表的な演目としては、「ジゼル」や「ラ・シルフィード」などがあります。
クラシックチュチュ
腰から水平に広がる丈の短いバレエチュチュです。ハリのある硬めのチュールを重ねて作られています。バレエダンサーの華麗なテクニックや美しい脚を際立たせるために用いられます。数多くの演目で使用されており、代表的な演目は「白鳥の湖」です。「白鳥の湖」では、白鳥と黒鳥のそれぞれの色を表現したクラシックチュチュが使用されています。
パンケーキチュチュ
クラシックチュチュの一種。パンケーキのように水平に広がる丈の短いバレエチュチュです。
ベルチュチュ
こちらもクラシックチュチュの一種です。ベル型のバレエチュチュで、ロマンティックチュチュよりも丈が短く作られています。ただし、パンケーキチュチュよりは丈が長く作られています。余談ですが、バレエをモチーフに印象派の絵を描くエドガー・ドガという画家がベルチュチュを着装したバレエダンサーの作品をよく描いていました。
オペラチュチュ
ロマンティックチュチュとクラシックチュチュの中間に位置するバレエチュチュです。代表的なシーンとしては、「くるみ割り人形」のキャンディ・ボンボンの踊りが挙げられます。
ジョーゼット
ジョーゼットの素材で作られたチュニック型のバレエチュチュです。ジョーゼットとは、20世紀初頭にフランスで生まれたちりめん織物の一種であり、「高級感のあるシボ(しわ模様)が施されている」「薄地で軽く涼しい」などの特徴があります。代表的なシーンとしては、「ドン・キホーテ」のキューピッド役などが挙げられます。
大人の初心者がバレエチュチュを買う必要はある?
一般的には、買う必要はありません。
何故なら、先述した通りバレエチュチュとはコンクールや発表会などで着装するものだからです。
大人の初心者の方の場合、そのような舞台に立つ機会は滅多にないので、購入する必要はないといえるでしょう。
基本的にバレエチュチュは先生が用意してくれる
また、舞台にバレエチュチュが必要となった場合は、基本的に所属しているバレエ教室の先生が用意をしてくれます。
「この舞台にはどのようなバレエチュチュが必要なのか?」といった舞台演出に関する事柄は、教室の先生が考え決定するからです。
そのため、自分自身でバレエチュチュを選ぶという機会は少ないでしょう。
この記事のまとめ
- バレエチュチュは舞台衣装だから練習ではチュチュボンを使う
- バレエチュチュにはロマンティックチュチュなど6つの種類がある
- 大人の初心者がバレエチュチュを購入する必要はない
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