お花の贈り方(バレエの発表会、公演、スタジオ開業)

作品・カルチャー

バレエでは、発表会のお祝いや、公演開催のお祝い、スタジオオープンのお祝い等、お花を贈る機会がたくさんあります。ただ、お花を贈る際の金額やマナー、種類、贈り方等、なかなか知る機会がなく、何が適切なのか分からない方も多いのではないでしょうか。

また、バレエを習ったことがない方で、お友達や知人等の舞台に招待され、初めて舞台を観に行くことになり、お花を贈りたいけれどどうしたらよいか分からないという方もいらっしゃると思います。

今回の記事では、発表会や公演、スタジオ開業等、バレエにまつわるお花の渡し方やマナー等についてご紹介します。是非、お花を手配する際のご参考にしてみてください。

バレエ鑑賞編(発表会・公演)

花束を贈る場合

知人やご家族等が発表会に出演した際のお祝いに、贈り物の一つとして花束を渡す方も多いかと思います。出演者へ花束を渡すタイミングや渡し方等、バレエ鑑賞ならではのマナーについてご紹介します。

渡し方

①受付で渡す場合:
発表会や公演の場合、劇場の入口付近に受付があるケースが多く、受付のスタッフに「出演者の名前」を伝えて、贈り物を渡すと良いでしょう。その際、メッセージカードを添えると喜ばれます。メッセージカードは受付で用意されている場合があるので、受付のスタッフに確認してみてください。受付で渡した花束は、発表会終了後に出演者の手元に届きます。

②出演者に直接手渡しする場合:
一般的には、楽屋には関係者しか入ることができませんが、スタジオの方針によっては、終演後に出演者との面会を許可していることもあり、その場合は、終演後に楽屋に行き、出演者に直接手渡しすることもできます。楽屋への立ち入りについては、事前に出演者に確認しておくと良いでしょう。

手配の仕方

舞台を観に行く前に街のお花屋さんでオーダーし、花束を会場まで持って行きます。お花屋さんでアレンジをお願いする際は、価格や花束の大きさ、渡す人のイメージ(性別や雰囲気等)を伝えると、素敵な花束にアレンジしてくれるでしょう。

相場

バレエの発表会で贈る花束の相場は、一般的に3,000円前後が良いとされています。ただし、お教室の先生へ贈る際は、8,000円~10,000円以内が相場とされています。

マナー

まず、花束の本数は、縁起の悪い4本(死)や9本(苦)等は、あまり良くないとされています。また、花束の大きさですが、発表会の出演者は、衣裳や着替え、メイク道具等を持って帰るため、かなりの大荷物となります。そのため、相手が持ち運びやすいコンパクトな大きさにすると喜ばれます。先生に渡す場合は、少し大きい花束を渡すと良いでしょう。

花束に添えるメッセージの例

花束は本番前に受付のスタッフに預けるのが一般的ですが、その際メッセージカードにお祝いの言葉を添えると喜ばれます。受付でメッセージカードをもらえる場合もあるため、スタッフに確認してみると良いでしょう。添える言葉は、以下を参考にしてみてください。

①出演者に渡す場合:
・発表会おめでとうございます。これからも応援しています。
・発表会おめでとう。舞台で輝く姿を楽しみにしています。

②先生に渡す場合:
・発表会おめでとうございます。発表会の成功をお祈りしております。
・発表会おめでとうございます。今後、益々ご発展されますようお祈りいたしております。


スタンド花を贈る場合

スタンド花は、発表会や公演会場の入口やロビーに飾られているスタンド式のお花のことで、主催の先生方へ発表会開催のお祝いに贈ります。個人でスタンド花を出すケースは少なく、他団体や教室のOBOG、教室の生徒一同で出すケースが多いです。

渡し方

まずは、発表会や公演会場がスタンド花を受付けているかの確認が必要です。確認の仕方は、会場のHP内の「よくある質問」や「利用案内」に掲載されているケースもありますが、HPに記載がない場合は、直接メールまたは電話で確認しておくと良いでしょう。その際、お花を贈る日程や公演名を伝え、搬入の際の高さ制限等の注意点を確認してください。

主催者側の判断によっては、スタンド花の設置が難しい場合もあるため、不安な場合は、事前にお教室の先生に確認しておくことをおススメします。

手配の仕方

街のお花屋さんでオーダーするか、ネットでもスタンド花を扱っているお花屋さんがたくさんあるため、ネットから注文すると便利です。

注文の際は、以下を伝えると良いでしょう。

・花色(渡す人の雰囲気やイメージカラー等)
・スタンドのタイプ(一段、二段、アイアンスタンド花等)
・予算
・配送日時
・回収日時(終演後に回収してもらうよう手配)
・立札の書き方
・注意点 等

遅くても1週間前までに手配しておきましょう

相場

①スタンド花1段の場合

1段の場合、15,000円~20,000円が一般的です。団体や連盟で贈る場合は、お花を豪華にしたい場合は、~30,000円程で贈るケースもあります。

②スタンド花2段の場合

2段の場合は、20,000円~が一般的です。

マナー

先程もお伝えした通り、まずはスタンド花の手配が可能かどうか会場への確認が必要です。手配する際は、必ず搬入・回収の日時も伝えるようにしましょう。搬入・回収の時間帯が不安な場合は、主催の先生に聞いておくとよいでしょう。

立て札

発表会や公演会場へスタンド花を贈る場合、立て札を添えることが一般的です。贈り先は、主催の団体や先生個人に贈るケース等があり、贈り主は、個人や連名で出すケース等があり、ケースによって立て札の書き方が異なるため、以下をご参考ください。

表書き「祝」、「祝発表会」、「祝○○(公演名)」 等
贈り先名「○○○(贈り先所属団体名)様へ」、「○○○(お教室の先生の名前)様へ」 等
贈り主名「○○○(個人名)より」、「○○○一同より」 等

ネットで注文する場合の例

一段の場合

二段の場合


バレエスタジオ開業編

知人や家族、バレエ教室の先輩等が新たにお教室をOPENすることになった際に、そのお祝いや応援の気持ちを込めてお花を贈るケースがあります。お花の種類について、花束は花瓶の用意や活けなおす手間がかかるため、スタンド花や鉢植えタイプ、アレンジメントタイプのものを選ぶとよいでしょう。

渡し方

お花の手配は、街のお花屋さんやネットから注文することができます。お花の到着は、スタジオOPENの前日に到着するように手配をすると良いでしょう。スタジオOPEN当日や直後だと、入会された生徒さんの対応等で忙しく、また、到着が早すぎるとOPEN時にお花が弱った状態になってしまうため、前日がの到着が望ましいです。不安な場合は、先生にあらかじめOPEN日を聞いておくと安心です。

手配の仕方

注文の際は、以下を伝えると良いでしょう。

・目的(バレエスタジオOPEN祝い)
・花色(渡す人の雰囲気やイメージカラー等)
・お花の種類(アレンジメント、スタンド花、胡蝶蘭等)
・予算
・配送日時
・立札の書き方
・注意点 等

相場

知人や家族等の親しい間柄の場合、5,000円~15,000円が相場とされています。一方でビジネスや団体で贈る場合は、15,000円~30,000円前後がもっとも多く、見劣りのしない豪華なお花を贈ると良いでしょう。お花の種類によっても相場が異なるため、以下をご参考にしてみてください。

お花の種類

スタジオOPENのお祝いに贈る際に向いているお花をご紹介します。

①アレンジメント花
一番多く選ばれるのがアレンジメント花です。金額は様々のため、注文する際にご自身の予算を伝えたうえでアレンジメントしてもらうのが良いです。花持ちは長くても1週間で、花瓶がなくてもすぐに飾ることができるのが特徴です。

②スタンド花
ビジネスや団体で贈る場合等は、より豪華でインパクトのあるスタンド花を贈るケースもあります。金額は一段の場合に15,000円~30,000円二段の場合は、20,000円~が相場とされています。スタンド花はインパクトがあるのが特徴ですが、場所を取るため、あらかじめ先生に贈る旨を伝えておくとよいでしょう。また手配する際、お花屋さんに回収の有無も確認しておくことをおススメします。

③胡蝶蘭
胡蝶蘭は縁起のよい「幸福が飛んでくる」という花言葉をもち、お祝いのお花の定番として選ばれることが多いです。金額は10,000円~30,000円が相場とされています。花持ちは1カ月~半年と長持ちしますが、処分時に鉢とお花を分別する必要があるため、少し手間がかかります。

マナー

香りの強いお花や花粉が飛ぶようなお花は、苦手な方も多いためなるべく避け、また、お手入れの煩わしさができるだけ少ないお花を選ぶと良いでしょう。

立て札

立て札には、表書き、贈り先名、贈り主名を書くのが一般的です。あらかじめスタジオの名前を確認しておくと良いでしょう。

表書き「御祝」、「祝御開業」 等
贈り先名「○○○スタジオ(スタジオ名)」
「○○○(お教室の先生の名前)様へ」 等
贈り主名「○○○(個人名)より」、「○○○一同より」 等

ネットで注文する場合の例

アレンジメント花

スタンド花(一段)

胡蝶蘭

【番外編】バルーンアレジメント


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